「ラーゼフォン」でも観てみっかーと、紀伊国屋のアニメコーナーへ。
他にもチェックしようかなーと、パッケージで気になったものをいくつか購入。
弟たちがアニメから足を洗っちゃったもんで、
ここ10年、アニメの情報が入ってこず、タイトルを知らないものがいっぱい。
当たるか外れるかわかりません。
テレ東の「エヴァンゲリオン」ヒット以来・・・とはいわないけど、
深夜の寝ている時間に、はちゃめちゃいっぱいアニメやっていて、
弥絵にとっては、なにがなんだか、さっぱりわからないってのが現状っす。
DVD高いから、ハズレつかむと、めっちゃ、がっかりくるのよねー。
でも、昔とった杵柄なのか、嗅覚が衰えておらず、ヒット多かった。よかったぁ〜。
長くなってしまうので、今日は1本だけ、ご紹介します。
「ラストエグザイル」
大ヒット★ピカイチ!
こりゃすげーー!!
声優の三木眞一郎さまが出演してるわん♪と買っただけで、
アニメには期待してなかった分、感激大きかったです\(^-^)/
キャラ・メカ・動き・シナリオ・美術・
音楽・声優、すべて合格点!
観始めて、まず、キャラ見て「あ!村田連爾だわ〜♪」とルンルン。
この人のキャラは、質感といい、かわゆらしさといい、弥絵の好みです。
んでもって、「あらら、メカが美しい3Dだわ〜」と、感嘆。
なるほど、「青の6号」のスタッフの作品であったか。
「青の6号」もキャラとメカが話題になってたんですが、
キャラ・メカ・風景が、それぞれの作家の個性が出すぎて
質感がかみあってなくて、 正直、観るに耐えなかったんです。
ところがどっこい、「ラストエグザイル」は違う。
恐ろしく高いレベルで、すべての構成要素、
すべての世界観が統合されていて、
1秒たりとも目を離すのがオシイくらい。ブラボー!
(第一話の飛行艇のレースシーンの描き方が
「スターウォーズ エピソード1」のレースシーンに似てることには、目をつぶろう)。
アニメって、光と空気の質感や
物質の重量感や動きの表現が
めっちゃ大事だと思うです。
音もなく空を飛ぶ船が、スピードを上げる瞬間に
「ファンッ」ってかすかに一回下に下がってから、猛スピードを出す感じや、
爆撃された船が撃沈して雲の下にけむりをはきながら落ちていく、そのときの煙の動き、
こなごなに砕け散ったガラスが、スロウな感じで天から降ってくる光の反射と動きなど、
「ラストエグザイル」は、すばらしくうまいです。パチパチっ!
ストーリーも今までのものとチト違う。
ナゾのキュートな少女を運ぶことになった空の配達人の少年・少女が、
大国間の戦争に巻き込まれていくってものなのですが、
最初からパーティを組んでない設定がいいです。
宇宙戦艦ヤマト、ガンダム、銀英伝、エヴァなどなど、
たいてい、パーティ(チーム)がありきで、
その中の人間模様やら敵との戦いがポイントになるだけど、
ポジショニングが、そもそもかやの外である少年・少女が主人公で、
いろんなチームと「配達」をKEYにリンクしていくってのが目新しくて、
こういう設定もできるのねえ、と感心しました。
久しぶりにアニメを観たけど、
日本のアニメも進化してるなーと、ご機嫌になっちゃった。
「生きる」とか「誇り」とか、
根底に、たくましくて、明るいメッセージが
存在するのも、いいっす。
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