「世界で最大の素数見つかる」という記事を見て、
そんなバカな〜と、ひとめ見たくてダウンロード中。
なんで、「そんなバカな〜」と思うかってーと、
ユークリッドいわく
「最大の素数なんてもん、ねーよ」と証明してるからです。
素数ってのは、2個or数個の数の積で表せない数字で
1とその数そのものでしか、割れないわけで、潔くていい数字じゃありませんかっ!
で、ユークリッドが考えた証明は下記。
(1×2×3×5×7×11×13×・・・・N)+1
もし、素数が有限個とすると、最大の素数Nが存在する。
このときNまでの全ての素数の積に 1 を加えた数を作ると、
それはNより大きい整数で、N以下の全ての素数では割り切れない (1余るから)
・・・ということは、1を足した数は素数かまたはNより大きい素数で割り切れる。
なわけで、Nが最大の素数であることに矛盾する。よって、素数は無限個ある。
(これ以上はつっこまないでくれーーー)
なんだかんだやっているうちに、ようやくダウンロード完了。
6MB以上!!=630万ケタ以上の数字が並んでて、
おーまいがー!な数字の羅列が延々続き、ノミの整列どころの騒ぎじゃない。
弥絵、こんなに大きな数字みたことないわ。
ぜんぜん美しくなくてよっ(-_-;)
なんでも21万台以上のパソコンを使った分散コンピューティングで発見したんですって。
好奇心がうずくテーマではあるものの、このやり方は棍棒で殴られるみたいに
暴力的だなあと、思ったりもして。
どうせなら、ユークリッドの証明を崩す、
素数だけを発見する式を見つけてくれればいいのに。
ま、それはともかく、「最大の数」の話でお気に入りなのは、インドの昔話。
「宇宙=1、2、3・・・無限大」G・ガモフって人の本で読んだんだけど、
気が遠くなるくらい、とても美しいのよぉ〜。
その名も「世界の終末」。
ベナレスの大きな寺院の中に世界の中心を指示しているお堂がある。
そこで1人の僧が大きな梵天像の前で「世界の終わり」という問題を解いている。
世界が生まれたときに神は、真鍮板の上に3本のダイヤの柱を立て、
1本に64枚の純金の真ん中に穴の開いた円盤を
大きいものから小さいものへと順番に積み重ねておいた。これを梵天の塔という。
僧は、その円盤を次の3つの掟に従って,一方の柱に移さなくてはいけない。
<移動の掟>
(1) 円板を動かすのは1度に1個
(2) 小さな円板の上に大きな円板をのせてはいけない。
(3) 円板の移動には,他に1本の補助柱を使うことができる。
この掟に従って64枚の円盤を,一方の柱に移し終えたとき、
この世界は粉々に砕け、雷鳴とともに世界は
消滅するという
わけですが、1秒に1枚、円盤を移動させるすばやさでも、
5800億年かかっちまいます。興味にある方はぜひ、G・ガモフの本を読んでくれっち。
しっかし、失敗したら世界が滅びるんじゃなくて、完成したところで滅びるってのが
面白いなーとも思います。
先日(1月19日読売夕刊)で、5800億年の演技という記事が載ってました。妻が、なぜそんなに掛かるのということで・・調べてみました。そしたら、この記事が検索されましたが58兆年となっておかしいなと思い「梵天の塔」でさらに検索すると、関数計算で2のn乗-1(nは、枚数)回であるとの事。つまり2の64乗-1は約1844京で1回1秒としたら5849.4億年とでました。間違いでは・・・・
投稿情報: 渦原 | 2005-01-26 08:18
渦原さま、
おおおおおっ!ミスに気がついてくださって
ありがとうございましたo(_ _)o助かりました。
算数ニガテで・・・(^_^;)
修正さっそくします♪
投稿情報: 弥絵 | 2005-01-26 15:39