ホアキン・コルテスの
イギリス・ロイヤル・アルバート・ホール
での公演DVDを買いました〜。
これが、非常に貴重な参考資料でした。
ダンスやバレエの映像って、去年、バレエにはまってから、
かなりの本数購入して観ましたが、はっきし言ってがっくし(^-^;
ほとんどの踊りの映像作品は
「あたしが見たいのはそこじゃないのよっ!」
ってな感じのものが多く、どうも、しょぼい。凄さが伝わってこない。
べジャールしかり、ヌレエフしかり。
舞台全体を入れようとすると、ダンサーが小さくなりすぎてつまらないし、
ダンサーの顔や手足ばかりアップにされても、空気が伝わってこないから、
さっぱりわからないし・・・
で、踊りの映像ってのは、
踊りを主役にするかぎり、
とても難しいのだなと痛感したわけです。
(映像が主役となった場合、踊り手や踊りそのものは、ただの素材になるので、
観られるものになるのだけど、それじゃ「踊りの映像」を見たことにならないわけで・・・)
そんなわけで、このホアキン・コルテスの「LIVE」DVDの映像は、
踊りを主役に、しかも、超かっこよく撮っている稀有な映像作品だなーと感心したわけです。
どの動きも一番キレイに、
ダイナミックに見える角度から撮られていて
コルテスが振り返る瞬間に、1、2秒スローになったり、
差し出された手の動きが、一瞬止まったりするんです。
最初観たときには、スローになったりするところに気がつかないくらい、微妙なさじ加減でした。
映像やモノの動きを見ていると、集中して観たときには、何秒にも感じたものが、
フツーに観ていると、一瞬だったってことがよくあるんですが、
そういうところが意識的に作られていて、へえって思いました。
これ、12台のカメラで撮った映像を
ミュージッククリップの映像作家が
一人で編集したって話。
映像作品を作るときは、ミュージッククリップのクリエイター、要チェックだと思いました。
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