この先、いったいどうなるんでしょう?!と、気になってしかたない本(とマンガ)を1日のうちにダブルで読み始めてしまった甘美な苦悩っ!
うぅー、うぅー、うぅー、気になる。
しかーし、マンガは読みたくてもまだ1巻しか出てないし、本は1日で荒く読み終えるには、もったいないっ。
しまった! 1冊はバカみたいに自己完結した脳みそを空っぽにできる娯楽マンガにしておくんだった。
というわけで、本日読み始めたばかりで感想らしい感想も書けない2冊をご紹介。
言えることは「この先、いったいどうなるでしょう?」のみ・・・なのであしからずo(_ _)o
村上春樹作家生活25周年ですって。もっと長いかと思ってた。そう錯覚しちゃうくらい、インパクトのデカイ作家です。
弥絵、リアルタイム作家の中ではイチオシ。でもって文学史に残る大作家。なのに芥川賞も直木賞もとってない。だから芥川賞も直木賞も信じておりやせん。
さて、この作品、美人姉妹が出てきます。
白雪姫のごとくすみずみまで美しい正統派美人の姉エリ。姉と比較され育ち自分の容姿にコンプレックスを持っているけど、実はキュートな妹マリ。
姉妹でありながら、まったく生き方が違うこの二人を取り巻く人々と、不可思議な事件の数々( 「ねじまき鳥クロニクル」の加納クレタのよーだ)、とてもリアルに描写されているけど、やっぱ、迷宮といえば迷宮。
物語は謎の同一人物の視点で語られ、1つの時間軸の流れの中で、妹編・姉編・変な人編・変な人その2編・・・と登場人物たちの行動が螺旋のように展開します。
それぞれ謎でディープな前フリがあったけど、この先、どう結末を迎えるのか気になる。もしかして、結末を迎えずに終わるのでは?と半分読んだ現時点で、苦悩しております。あと半分しかない。。。
ところで、今回は「ぼく」が語り部じゃありません。登場人物すべてを透明人間&タイムトラベラーのように眺められる神様のよーな存在・・・かもしれない。登場人物の行動すべてが見られる視点って、小説家の視点そのものともいえるかもしれないけど、弥絵は、建築家の視点に近いな~って思いました。
世界で最も完璧な建築といわれるイタリアの「ヴィラ・ロトンダ」を建てた16世紀の建築家パラディオは、ひとつの街をすべて自分の建築で埋め尽くそうとした人です。彼が建てた高い教会の上から、彼の作った街の全貌を見下ろしたときに、「ああ、建築家というのは神になりたい人なんだ」と、直感しました。
どの角度から見ても斬新な美しさに溢れた空間、ひとりの天才の思考によってコントロールされた配置、調和した宇宙ともいえるその場所は凄かった~。「完璧」「調和」といいつつ、パッラーディオすげーー!と思ったのは、すべてにおいて微妙なゆがみや、注意しなければ気がつかないほどの狂いがあり、それが、酔わせるような魅力となって、忘れられないんす。
へんなおっさんだったんだろうなーと思いましたが、これを思い出させるような小説です<アフターダーク。
・・・おっと、気になるマンガの方も書こうと思ったんですけど、長くなったので、また明日。マンガのタイトルは「月のパルス」、作家はくらもちふさこです。
いつも見てますよ(笑)
丁度、同じ時に同じ本を読んでいたんだろうな~って思ったので。
久しぶりのカキコをさしてもらいますわん^^
今日読み終えた所なのですけれども、
村上春樹のアフターダーク。
あまりうまいことは言えないんだけれども、
読んだ感想はやはり村上春樹「らしぃ」作品だなって感じ。
時系列の使い方とか、登場人物の視点だとか、食べ物とか、お酒とか、女とか。
今まで文庫本の村上春樹しか読んだことはなかったけど、
これからは新しいのも読みたいので
ハードカバーに挑戦します(笑)
一番大好きな作家さんなので♪
投稿情報: クー | 2004-09-22 22:54
クーちゃん、ごきげんようっ♪
同じ時間に違う場所で、あの本を読んでいたとは、
とても偶然とは思えないタイミングですねー。
(小説みたい)
まだ、半分のまま、読み進めてないので、
ちょっと期待しつつ、ぼちぼち読みます。
食べ物って・・・デニーズとすかいらーくしか
まだ出てきてない(^_^;)
ところで、「カンガルー日和」と「神の子~」は
もう読みましたか?(文庫になってるのかな?)
オススメっす(^O^)
投稿情報: 弥絵 | 2004-09-22 23:46