「おにいちゃん、死んじゃった~イラクの子どもたちとせんそう」詩:谷川俊太郎 絵:イラクの子どもたち
谷川俊太郎らぶぅ~♪の弥絵は、名前を見つけた瞬間にゲットぉ!してまして。この間はオークションでネスカフェの宣伝用ポストカードを落札したくらいっす。もう、谷川さんならなんでも好きっ。全部欲しいっ(o^-^o) ・・・なんですが、やっぱり、詩は新しいのを読みたいなーと思ったりもしたりして。ああ、微妙なファン心理。
去年「あさ」文:谷川俊太郎 写真:吉村和敏(アリス館)が出て、「新しい詩集かな?」と思って即買いして、「あ、知ってる詩だった」ってのがありました。好みの問題ですが、弥絵的には自分の持つイメージの広がりを写真が固定してしまうよーな気がして、谷川さんの詩に写真はいらないなあと、生意気にも思ったもんでした。
で、この「おにいちゃん、死んじゃった」も、開いてみたら知ってる詩ばかりだったのですが、こっちは初めて読むような気持ちになったんす。まるで谷川さんの新しい詩と出会ったときのようなショック。頭をがつんとやられます。なんだ?これは??
すでに発表されている数多の詩の中から選び出されたたった1フレーズが、イラクの子どもの絵とセットとなったとき、言葉が新たな生を受けるとでもいうのでしょうか。こんな本の作り方があるんだ~。いったいだれがこの本を編集したんだろう??・・・と思いきや、谷川さんが子どもの絵を見ながら、1つ1つ、自分で選んでいった模様。納得。
子どもの絵のタッチは世界共通です。ユーモラスで興味深い。空に浮いて太陽にキスされているような明るい絵から、戦車の絵や、家族の絵、友達と遊ぶ公園のブランコの絵、お母さんが泣いている横でただ呆然と立っている自分の絵、怒っている顔・・・あとがきに、ボランティアの人が絵を描いた子どもたちにもう一度会いに行ったら、すでに何人かは亡くなっていたと書かれていて、やるせない気持ちになりました。本の中に、自分が大人になった姿を想像して描れた絵もあるんです。この子が自分で描いた大人の歳になるまで生きて、「うわ、子どもの頃は絵がへただぁ~」と笑えるような世界になっていたらいいなあ。
谷川俊太郎LOVEの弥絵さま、これはご存知ですか?
私はこれを読んで初めて、彼のことが判ったような気がしましたよん。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:UdtbHGryCFEJ:www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031_tanigawa.html+%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BF%8A%E5%A4%AA%E9%83%8E+%E3%80%80%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%93&hl=ja&start=1
投稿情報: | 2005-01-14 09:18
うわー、ありがとうございます。
「ミッキーマウス~」買いそびれてました。
さっそく、bk1で買いました♪
でもって、この記事も読んだことがなかったです。
うれしいっ♪
投稿情報: 弥絵 | 2005-01-15 01:06