お洋服をたいへん久しぶりにバカ買いしてしまい、小心者なもんで、もんもんと後悔して更新がストップしていた週末でございます・・・。銀行口座を確認しなくちゃ!来月やばすぎー。
さて、気をとりなおして。
物質的に本が好きな私。読まずに積んでおく本ばかりであっても、本に囲まれているだけでしあわせという、本フェチです!。今日たまたま、「ゴルゴ13」がアニメ化されるというのをテレビ番組表で知って、主人公役の声優は誰かしら?と検索していたら(ちなみに舘ひろしさんでした)、ひょんなことから、閉鎖されて廃墟になったロシアの図書館の写真を発見しました。40年前に閉鎖されたというその図書館の床には、本が大量に散らばっていて、見るも無残。もったいない! これが日本の図書館の話で、私にも読める日本語の本が大量に放置されていたとしたら、きっと侵入するかしてゲットしていたに違いないです。もったいない!
にしても、「廃墟」と「本」という言葉の組み合わせはロマン心をそそられるのだけど、写真で現場を見るとロマンのわきようがないです。まったくときめきませんでした。人に見捨てられた本ではなく、読みたいと思っている人がいる本がこの世から消されてしまうというところがよいのかも。永遠に手に入らないものへのあこがれってな感じでしょうか。
レイ・ブラッドベリ原作で、フランスのフランソワ・トリフォー監督が作った映画「華氏451」は、本が禁断のメディアとなっている近未来が舞台で、本を愛するがゆえに迫害される人々や「焚書隊」の人々が本を燃すシーンが多々出てくるのですが、もうドキドキする映画でした。ロシアの廃墟の図書館と「華氏451」を比べてみて、どうせなくなるのなら、惜しまれてなくなった方がいい、忘れ去られるのはつまらないことだなあ、としみじみした本の最期でありました。
余談ではありますが、「華氏451」は、本が自然発火する温度だそうです。摂氏でいえば233度だそうな。マイケル・ムーアー監督が、この映画タイトルから「華氏911」というタイトルの映画を作って、「内容が違うのに」とレイ・ブラッドベリさんにしかられてました。
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