兵庫県出身の父と千葉県出身の母。子どもの頃から、正月は兵庫と千葉の雑煮を食べてきました。
兵庫県出身の父がすすめる雑煮は、すまし仕立てで三つ葉、かまぼこ、かしわが小さく入っている上品な感じ。オーソドックスというか、都会風というべきか。
千葉出身の母が好む雑煮は、千葉特産のはば海苔と青海苔、さらにふつうの海苔をちぎって混ぜて、そこに削ったばかりの鰹節をたっぷり加えます。これを、鶏と昆布と醤油で味付けした出汁のなかにドバーッと入れます。
海苔と鰹節を山盛りドバーッ。海苔と削り立ての鰹節の香りでくらくらします。父は見栄えが悪いと言いますが、味は千葉の雑煮の方がうまいっ。だんぜん、うまいっ!
千葉の雑煮は海辺が近いから、こういう雑煮なのかも。青海苔は地元・九十九里の一松海岸で手つみ&天日干しされたものです。ふつうの海苔みたいに板状になっているのが特長。味が独特です。千葉のはば海苔と青海苔は、年々とれなくなってきたそうで、いまでは1枚が数百円するようになってしまいました。手に入れるのにも一苦労。
ところで、いままで食べた雑煮のなかで、衝撃的だったのは、出雲の「あずき雑煮」です。大福のような感じで、雑煮の中に、あんこ入りのおもちが入っています。地域で違うものですねえ。
はじめまして。
私の夫の父が九十九里出身で毎年お正月は青海苔と鰹節のお雑煮です。
初めて見た時は、具がその二種類のみですごくビックリしましたが
食べてみると磯の香りも素晴らしく、その美味しいこと!!
このお雑煮を食べないと新年が来ないって気分です。
でも青海苔はものすごくお高いですね。
実家(千葉隣県)のお雑煮よりも好きです♪
投稿情報: くまちゃん | 2012-01-17 01:26