突然、ピンチヒッターで、
ダイレクトメール(略してDM)を作ることになりました。
弥絵は長いこと編集や、WEBサイトの
コミュニティの企画なんぞやってるんだけど、
新人時代は、このダイレクトメールを作って
「修行」していたのでありました。
昔取ったきねづかってやつですねえ。
なぜ、DM作りから弥絵の
会社人生はスタートしたのか?
それは勉強ができなかったからです(^-^; とほほ。
本を作りたくて、今いる会社に入ったんだけど、
なにせ弥絵の勤める会社は「教育出版サービス」。
当時、入社直後に、5教科のテストがあったんです(今はないのよ)。
で、もちろん、いまだかつてこんな点を取ったヤツはいない
ってくらい玉砕。
(美大の人間には、5教科の勉強よりも
大切なことがあるのだ!)
テスト用紙を見た瞬間に、「これはマズイ・・・首か?」と思ったまま、
時は過ぎ去り、テスト終了
(解ける問題がないテストは、とっても時間の流れが遅い)。
気がつけば、成績のいい順に、5教科の編集担当が決まっていき、
残った弥絵は、DM作る部署だったんす
(ちなみに今では花形部署です)。
最初のうちは、「なんで本を作りたいあたしがっ?!」と、
がっくししてたんだけど、
実は弥絵の勤める会社のDMって面白いのよね。
マンガの原作考えたり(←これが一番楽しかった)、
多種多様な形の製作物を作ったり、
そんな中で、紙の計算の仕方とか、印刷工程とか
定型の本を作るよりも、職人的な知識もゲットできたりして。
25g、50gって重量の制限があったからこそ、
工夫する楽しさってのが体験できたんだと思う。
そんでもって、先輩たちから、
「ダイレクトメールとは私信である。
誠実に、たったひとりだけを説得しろ」
と叩き込まれたり、
「渡辺、DMとはなにか?」とか突然質問されて、
「わかりません」
「DMとは、心だ!」と
禅問答のようなことを言われたり・・・
とにかく、まあ、鍛えられたのでありました。
ところで、ダイレクトメールってのは、まず、
●ほしくないもんである。
●読まないもんである。
●捨てられる運命にある。
という星の下に生まれるもんで、
「開いてもらうには」
「次のページをめくってもらうには」
ってのを、めちゃくちゃ切実に考えるのだ。
・・・というわけで、そのあたりは、また今度。
今は小学生になにを伝えるか、どう伝えるか、思案中でーす。
初めまして。
大変勉強になりました。DM作ってみようかなあ…などと考えていたところでしたのでココロに響きました。
日々楽しみにさせて頂いてます。
投稿情報: sugi_no | 2004-02-22 00:23