ぷらぷら会社の人事部に遊びに行ったら、
「朝30分早く出社するのがルールになるのと、
ドレスコードを決めるのと、どっちがいい?」と
唐突に聞かれて、ぎょぎょっ!
「30分早く出社する方がいやですぅー。
けど、スーツもいやですぅー。
朝、服を考えている暇があるなら、
とっととそこらへんにある服を着て、
仕事したいですぅー」 と、
ぎゃーぎゃーわめいていると、
「なんで? エリのついたのを着るだけだよ。
ジーンズだめだけど、チノパンはいいんだよ」
と、いわれ、むぅ。
しぶしぶ、「外見で人は判断されるってのも
わかるけど、
今は<この服装ならこういう人>という
様式の記号も崩れているんだから、
カジュアルとフォーマルの線引きは難しいですよぉ」
と、アタックしてみたけど、無視された。しょんぼり。
すぱっと、切れ味のいい回答を準備してなかった
のがなさけない。
そうなのだ。
弥絵はバイトに間違えられるくらい
ラフな服装をした社員なもんで、
かっこうのケーススタディになるらしい。
リトマス試験紙といえばよいのか、
「こいつにこれを言ったら
どういう反応をするのだろう?」の極端な事例になる様子。
というわけで、頭の中はぐるぐる
朝30分早く起きるのと、
スーツで会社に行くのとを、損得計算。
スーツを着ると、化粧をしっかりしないといけない。
結局、早起きが必要。
でも、スーツを着れば、
しゃきっとするので、気持ちいい。
気持ちいい分だけ、スーツの勝ち。
しかし、化粧をきちっとするということは、
こまめに化粧直しもしないといけないし、
猫背になれないから、体力もいる
・・・この時点で、自分はおばさんか?!
と思うようになってきたから発想転換。
会社にイイ男とかいっぱいいて、蝶よ花よと褒め称えてくれるなら、
いくらでもスーツ着ちゃるっ!
・・・この時点で、仕事が目的じゃなくて、
男探しが目的になるから、却下。
実は、弥絵も入社してしばらくは、
気合入れてスーツ着てました。
背が高いのと、肩幅があるので、
かなり似合う体型なんす。
好きだったのは、ゴルチェとヨージ・ヤマモト。
でも、今さらスーツはなあ・・・(^-^;
「外見で人は判断されるのは崩れた時代」
って言った
自分の意見に対して自己矛盾になるんだけど、
服装っていい隠れミノなんですよね。
半人前ぶりっ子とか、
スーダラ社員でいられるのだ。
弥絵が勤める会社って、みんな若いから、
ちょっと歳食うと、
すぐに現場を離れて、
マネージメント職に就かないといけない。
ようやく、油がのってきて、
モノを作るのが楽しくてしょうがないときに、
そりゃないよぉーと思う。
マネージメントがだれにも負けない人もいれば、
これを作らせたら、他の人にはまねできない
って人もいるわけで、
弥絵は後者を目指しているので、
レールが1パターンしかない現状では、
「ずっと現場でやってるスーダラ社員」ってのが
弥絵にとって 一番よかったりするのでありました。
・・・と、もんもんと考えていたら、
今日の「ほぼ日」の「今日のダーリン」が
まさにこの話題で、<スーツでもいいじゃないか、どうよ?>と書かれていたので、
たはは。偶然だわっ。
考えてみれば、
イタリア人はスーダラしてても、
かっこいいスーツ着てる。
ドレスコードが制定された日には、
イタリア人を目指そう!ということで、
気持ちが晴れました。
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