友達から、この本、面白いよーともらった本。面白かった〜!
「趣味は読書。」斉藤美奈子 平凡社
弥絵、「ご趣味は?」と聞かれるのが苦手。
自分の趣味は、どれなんだろう? もんもん。
ひとつにしぼれません(T-T)
しぼったところで、それだけが趣味っていう
精通した人にはかなわないから、
「○○が趣味です」と発言するのが恥ずかしく、
とても口には出せない。
かといって、「無趣味」というわけでもない。
ビミョウ〜。
高校を卒業するまでは「読書、音楽鑑賞、
美術鑑賞」を公言していたのだけど、
大学に入ったばかりの頃、アンニュイな大人の雰囲気漂う先輩に、
「読書って趣味じゃないわ。
読書が趣味って言うは恥ずかしいわよね。くすっ」と
といわれ、素直な弥絵は、「そうだったのかぁ〜!」と
それ以来、趣味/特技の欄を書いたり、
自己紹介するときに困るんです。
(ちなみに特技は?と聞かれれば、「方言が7つ以上使えます」です。)
ま、そんなことはおいといて、この本は、
<ベストセラーなのに、読んでいる人が
周りにほとんどいないのはなぜか?
今まで誰もが気づきながら口にしなかった
出版界最大の謎に、気鋭の文芸評論家が挑む!>
という帯のコピーにもあるように、
ここ最近のベストセラーを読んだ感想を綴った本
であります。
本に対する感想や、主張には「あれれ?私と違うわ〜」と
思うことはあれど、
ま、100人いれば、100通りの読み方ができる
のが本なので、そこはそれ。
なんといっても、1ページにつき1回は、
机をたたいて爆笑できる
痛快で痛烈なツッコミが最高!!!
これほど笑ったのは久々でした。
去年「文章読本さん江」ってのを読んで、
これも笑えたのだけど、
「文章読本」は丸谷才一くらいしか読んだことが
なかったので、
ピンとこないことも多かった。
ところが、ベストセラーともなれば、
読んだ本もそこそこあるので、
細部にいたるまで「なるほど、こう評するか」と
わかるのであります。
自分はベストセラーには手を出さない人間だ
とばかり思っていたんだけど、
取り上げられている本の半分近く読んでるのが
意外でした。
なーんだ、弥絵はベストセラー
好き
だったんだわっ(ё_ё)
というわけで、取りあげられている本、
下記にリストアップしてみました。
■読んだ本■
「日本語練習帳」大野晋
(この人の本はほとんど読んでる)
「働くことがイヤな人たちのための本」中島義道
(この人の本はほとんど読んでる)
「生き方上手」日野原重明
(ほぼ日で紹介されてから、この方の本、おっかけ中です)
「人間まるわかり動物占い」
(占い好きなもんで)
「朗読者」B・シュリンク
(久々に泣けた本っす。でも純文学系の本なのによく売れたなあ)
「買ってはいけない」
(野次馬根性で読みました)
「国民の歴史」西尾幹ニ
(とりたてたこともなかった。「国民の道徳」(西部邁)の方がイケてます)
「捨てる!技術」辰巳渚
(自分には使えない整理整頓術でした。お勧めは梅棹忠夫「知的生産の技術」)
「iモード事件」松永真理
(すらすら読める。佐川グループの御曹子も労働するってことが興味深かった)
「市販本 新しい歴史の教科書」
(騒ぎになったほど「新しく」はないです。どっちかってーと古くさい)
「空想科学読本」
(アニメ系か科学系かどっちつかずで中途半端なのに「わかった気」になるのが罪)
「海辺のカフカ」
(買ったけど、まだ読んでないっす(T-T) 村上春樹な気分に浸れる日を作らなきゃ)
「声に出して読みたい日本語」
(文学って目で楽しむものと音で楽しむものに分かれるはず。全部音読しても・・・)
「世界がもし100人の村だったら」
(統計では真実は見えないということを痛感)
■読んでない本■
「チーズはどこに消えた」
「ハリ−・ポッタ」J・K・ローリング
「大河の一滴」五木寛之
「寄りかからず」茨木のり子
「光に向かって100の花束」高森顕徹
「老いてこそ人生」石原慎太郎
「鉄道員」浅田次郎
「巨泉 人生の選択」
「白い犬とワルツを」T・ケイ
「銀座ママが教えるできる男とできない男」
「妻と私」江藤淳
「蜜の味」叶恭子
「プラトニックセックス」飯島愛
「みにくいあひるの子だった私」梅宮アンナ
「ア−・ユー・ア・ハッピー?」矢沢永吉
「楯」二谷友里恵
「永遠の仔」天童荒太
「話を聞かない男 地図が読めない女」
「冷静と情熱のあいだ」江國香織&辻仁成
「サティスファクション」K・キャトラル&M・レヴィンソン
「LOVE論」つんく
「金持ちお父さん 貧乏お父さん」R・キヨサキ&S・レクタ−
「ザ・ゴール」E・ゴールドラッシュ
「模倣犯」宮部みゆき
「五体不満足」乙武洋匡
「だから、あなたも生きぬいて」大平光代
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