郵便受けを見たら「Gフェスティバル2008御招待状」ハガキが。なにかしら?と一瞬わからなかったけど、あー、ガンダムのイベントの招待状かぁ~! 当たるわけないわ、と思ってすっかり忘れてました。そういえば、去年の11月ごろ、「ガンダム00」がおもしろかったんで応募したんだった。高い倍率で当たったのはすごい!と思ったけど、ガンダムのイベントに行くのか?自分・・・ちょっとこわい気がする。でもこわいもの見たさもあるし・・・。
さて、ひとことに「ガンダム」っていうけど、25作くらいあるんです。で、私観たのは、初期の頃だけだから、最近はまったくついていけず。20年ぶりくらいに去年の10月に始まった「ガンダム00」を観て、久々におもしろそう!と、せっせと録画中。なにがおもしろそうだったかというと、「ここまでやるかー!」の一言に尽きます。
いままでの「ガンダム」は宇宙歴という時間軸の中の話で、遠い未来だったんですが、今回は、西暦。300年後の地球が舞台です。世界はヨーロッパ・アメリカ・中国の3つに大きく分かれていて、冷戦状態。日本はお隣の中国ではなく、アメリカの経済特区です(へえー)。
資源の奪い合いで紛争が絶えず、現在の紛争が300年後もいまだに続いている設定になってます。で、まさに現状の世界のような状態の中で、ガンダムはいったいなにをするのか?
実は本作のガンダムは紛争や戦争を終わらせるために武力介入する謎の私設武装組織なのでした! 他人の戦争に突然現れて、両軍とも無差別にパキュンパキュンと攻撃してしまうのです。戦争幇助する人たちも許さず、アルカイダのような敵が見えない地下組織の無差別テロにも屈しません。なにぶん人殺しですから、利権争いしてる大国のトップはもちろん、一般人からも非難ごうごうです。
子ども用のアニメで(と言い切れるかはわからないけど、放送時間は子ども向け)、この設定はすごいなあと感心。この物語はどうやって終わらせるんだろう?と気になって、5話以降、まだ観てないけど録画中で、そのうち時間ができたら観ようと思ってます。
録画するきっかけになった、第1話のインパクトがすごかった。中東の紛争地域生まれの主人公の10歳そこそこの思い出のシーンからスタート。洗脳により両親を殺害、「聖戦」のため内戦に参加して銃を持って走り、仲間の幼い少年兵たちが死んで転がっているシーンが冒頭に流れたので、ここまで戦争のみにくさやしんどさを出すんだ!と、度肝を抜かれました。いやあ、子どもがこのアニメ観てたらびっくりするわー。自分とおない年くらいの子たちが戦争してるんだから。
もともと1番最初のガンダムも、戦争に大人がかりだされて、子どもと老人しか残ってないところで、生きるために仕方なく立ち上がった子どもたちが主人公。戦争は、地球から独立した植民地の人々が、苦しい生活から逃れたくて独立戦争を始めたのが発端で、主人公たちは地球側・・・という、地球側も植民地側もどっちも「悪」じゃない、どっちにも言い分がある、という設定でした。ガンダム、あんまり見てないので言うのもなんですが、「遠すぎた橋」とか「Uボート」、「地獄の黙示録」に根底がつながっているような、戦争のむなしさやおろかさを描きつつ、そんな中でも人はご飯を食べたり、友達と笑ったり、泣いたり、恋したり、一生懸命生きてるんだなあと・・・戦争で死なずに、ふつうの毎日が来るといいなあという気持ちにさせられる作品だと思います。単なるロボットアニメじゃなくて、反戦の気骨というか、根性入ってるような気がします。
おお!いいすねぇ
マニアがよだれたらしてほしがりそうです。
※弊社のろんげぱーまん永○くんは,新しいMacbook Air予約したそうです。
投稿情報: おーつじ | 2008-01-23 22:05